インソールとアーチサポート靴下の違い|どちらを選ぶべきか
2026年5月3日 ・ FARS編集部
アーチサポートインソール比較
「足のアーチをサポートしたいけど、インソールとアーチサポート靴下はどう違うの?」「両方買う必要はある?」——こうした疑問にお応えします。義肢装具士の臨床現場の知見と公的データをもとに、両者の違いと使い分け方を解説します。
インソール(足底装具)の特徴
「インソール」と呼ばれるものには、大きく分けて市販インソールと治療用装具としての足底装具があります。
治療用装具(医療用足底装具)
- 医師の処方のもと、義肢装具士が個別に作製します
- 健康保険の療養費の対象。医師の指示書を提出することで、購入費の一定割合が払戻される仕組みです(自己負担を除いた割合:例として一般70歳未満の場合7割※)[1]
- 厚生労働省告示第528号により、足底装具のアーチサポート(ふまず支え)の耐用年数は1.5年と定められています[2]
- 同じ装具を1.5年以内に再支給することは原則できません
※実際の給付率・自己負担額は加入する健康保険組合・年齢・所得により異なります。詳細は加入されている健康保険組合または市町村にご確認ください。
市販インソール
- 靴店・スポーツ店・ドラッグストアで2,000〜10,000円程度
- 素材・形状・アーチサポート力にかなり幅があります
- 処方は不要、保険適用外
インソール共通のメリット・デメリット
メリット:足底アーチを直接的に下から支える機能を持つ。とくに装具用は個別の足型に合わせてカスタムできる。
デメリット:
- 靴を選ぶ(薄手の革靴・パンプス・サンダルには入りにくい)
- 素足・スリッパ・職場で靴を脱ぐ場合は使えない
- 複数の靴で使い回すには付け替えが必要
アーチサポート靴下(FARS)の特徴
FARSは靴下の足裏部分にアーチパッドを内蔵した製品です。義肢装具士が300足分の患者の足底データを分析して設計しました。
FARSのメリット
- 靴を選ばない:革靴・パンプス・サンダル・素足どこでも使える
- 常に足と一緒:複数の靴を使い分けても付け替え不要
- 洗濯機で洗える:清潔に保ちやすい
- 装具インソールより手頃な価格で購入可能
- 3点アーチサポートに加え、トルマリン配合のアーチパッドが血行促進・疲労回復をサポート
FARSのデメリット
- 装具用インソールほどの個別カスタマイズはできない
- サイズ選びが重要(小さすぎると圧迫、大きすぎるとパッド位置がずれる)
- 医療機器ではないため、明確な医学的治療効果を保証するものではありません
どちらを選ぶべきか
こんな方は装具用インソールがおすすめ
- 医師から治療用装具を処方された方(処方は守ってください)
- 足の変形が大きく、個別カスタムが必要な方
- 毎日同じ靴で過ごす方
こんな方はアーチサポート靴下(FARS)がおすすめ
- パンプス・サンダル・革靴など複数の靴を使い分ける方
- 保育士・旅館スタッフ・整体師など、靴を脱いで働く方
- 家でも素足やスリッパでアーチサポートしたい方
- インソールの携帯・付け替えが面倒な方
併用も効果的
装具用インソールを使っている方も、インソールが入らない場面(室内・サンダル・職場)でFARSを併用することで、アーチサポート環境の継続性が高まります。装具インソールを「メイン」、FARSを「サブ」として日常のすき間を埋める使い方が、足のケアを切れ目なく続けるコツです。
参考文献
- 厚生労働省「治療用装具に係る療養費について」https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/01-03.html(参照: 2026年5月)
- 厚生労働省告示第528号「補装具の種目、購入等に要する費用の額の算定等に関する基準」(足底装具・アーチサポートの耐用年数1.5年)
関連ページ
本記事は一般的な情報提供を目的としています。具体的な症状の診断・治療については、整形外科医にご相談ください。FARSは医療機器ではありません。

